【Yahoo!広告を始める前に】Yahoo!広告の基本

Yahoo!広告には、大きく分けて2つの広告があります。

検索連動型広告(いわゆるリスティング広告)とディスプレイ広告(いわゆるバナー画像広告や動画の広告)です。

これら2つの違いは、検索結果にテキストのみの広告として配信するか、サイト閲覧中に画像や動画を用いて広告を配信するかとなっています。
そのため、それぞれの広告手法ごとに配信する層が異なるため、注意が必要です。

具体的には、既に検索ユーザーのニーズが具体化しており、解決したいことを言語化して自ら調べている層に広告を配信したい場合は「Yahoo!のリスティング広告(Yahoo!プロモーション広告)」を使います。一方で、まだニーズが具体化しておらず、気にはなっているけどもニーズに対して積極的に解決しようとせず、検索をしていない層や、Yahoo!知恵袋などの関連のサービスに広告を配信する場合、Yahoo!のディスプレイ広告(Yahoo! Display Ads、略して「YDA」と呼ばれる)で広告を配信するのが一般的です。

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Yahoo!広告の特長

Yahoo!のユーザーは男女問わず、40代~60代が多い傾向にあります。

また、PCとスマホの割合も半々か若干ですがPCが多いというデータも出ているため、GoogleやFacebook、Instagram、LINE等のSNS広告や、SmartNewsやGunosy等、他の広告媒体を比較すると、特殊な媒体と言えるでしょう。
そんなYahoo!広告の特長が下記になります。

低価格から広告出稿できる

WEB上の広告で代表的なものに、純広告と運用型広告というものがあります。

純広告というのは、WEB上における看板広告にイメージが近く、決められた期間で決められた場所(サイトやサービス)に広告を掲載することができますが、価格は数十万円~数百万円と高額になっています。
特に、お正月やクリスマス、バレンタインデー、夏休みなどにYahoo!検索のTOPページに、決まった広告が出続けたり、Yahoo!検索のTOPページ自体のデザインが特定の商品のデザインにラッピングされている場合などがあります。

純広告の場合は認知や興味を引く際の広告としては非常に効果的です。場所や期間は決められますが、広告を見せる相手は選ぶことができないのが難点となっています。

一方で、Yahoo!広告に関しては、運用型広告と呼ばれる広告手法で、広告を見せる相手を選ぶことが可能となっています。

掲載される場所や期間は保証されておりませんが、広告を見せる相手をターゲットとして選ぶことができるため、常に広告の費用対効果を見ながら、好きなタイミングで広告の開始と停止を行うことができます。

ターゲティング方法

Yahoo!広告の中でも、リスティング広告は検索結果に表示する広告であり、ターゲティングとして設定できる項目は年齢や性別、デバイス、エリアなどとなっています。
一方で、サイト閲覧中に広告を表示させる「ディスプレイ広告」では、大きく分けて「配信面」へのターゲティングと「人」へのターゲティングの2つが存在します。
「配信面」へのターゲティングとは、バナー画像の広告が出るサイトを特定のカテゴリーに絞ったり、任意のキーワードを多く含むサイトのみに絞ったりする手法です。

「人」へのターゲティングとは、年齢や性別はもちろんですが、検索履歴やサイト閲覧履歴、興味・関心などにより、ディスプレイ広告を配信する人を絞る手法です。

どちらかのターゲティング手法しか選べないわけではなく、両方を組み合わせて広告を配信することも可能となっていますが、広告の配信先となるターゲットの母数には注意が必要です。

ターゲット設定を細かく行うあまり、広告を配信するターゲット母数自体が少なくなりすぎて、広告そのものがほとんど出ないというケースも起こり得ます。
せっかく入念に準備した広告が、ターゲット母数が少なすぎるあまりに配信があまりされず、数日~数週間待っても成果どころかデータすら集まらなかった。ということにならないよう、注意が必要です。

Yahoo!広告を始める際の考え方

Yahoo!広告を実際に始めて見る前に、まずは根本の考え方や基本的な理解をして行きましょう。

Yahoo!広告は顕在層向けで、成果に繋がりやすい

最短で売上や問い合わせを増やしたいのであれば、検索連動型広告・リスティング広告がおすすめです。

なぜなら、ユーザーが検索する際は欲求や課題が既に言語化されており、その情報に対して前向きな姿勢となっていて、積極的に情報を集めるためにクリックを行い、比較や検討を行いやすくなってます。

一方で、画像や動画の広告は検索結果ではなく、なんらかのサイト閲覧中に表示される仕様となっています。

ユーザーはサイトの記事やコンテンツが見たいにも関わらず、大して興味のない広告や求めていない情報が、バナー画像や動画でデカデカと表示されているため、広告の内容・情報には前向きな姿勢ではない状態の時に、広告が表示される傾向にあります。

そのため、Yahoo!広告とひと口に言っても、ディスプレイ広告(YDA)は認知や検討の際には有効ですが、直接的な購入や問い合わせには少し遠くなってしまうという点に注意が必要です。

キーワードで【誰に】広告を出すかを絞る

Yahoo!広告のリスティング広告を出す際、重要になってくるのが【キーワード】というものになります。

キーワードとは、Yahoo!ユーザーがなんらかの情報を求めて検索する時に、検索する語句そのものを指しています。

検索連動型広告・リスティング広告は、この検索されるキーワードに対して、広告を設定し、指定した語句で検索された際に広告が出る仕組みとなっています。

そのため、広告を出す際に適切なキーワードを設定していない場合、そこまで欲しくない人に自社の商品・サービスの広告が出るようになってしまうので、適切なキーワードを設定することが大切になってきます。

しかし、実際に検索される語句とあらかじめ広告の運用者が設定したキーワードには、当然ですが差がかなり出てきます。

というのも、世の中には多種多様な人々が存在し、それぞれの人が検索したい言葉を好きなように入力したかと思えば、文章そのものを入力するケースなどもあり、表記揺れや類似語、打ち間違いなども存在します。

それら全ての検索語句をキーワードとしてあらかじめ設定しておくのは不可能なため、マッチタイプというものが、リスティング広告では存在します。

設定した広告配信キーワードに対して、どこまでの語句追加や類義語、表記揺れを許容するかをマッチタイプと呼ばれる機能(部分一致、フレーズ一致、完全一致の3種があります)で絞っていき、適切なターゲットにのみ広告を配信するよう調節するようにしましょう。

広告文で【何を】広告として出すかを決める

広告文ではYahoo!で検索しているユーザーに、自社の商品・サービスがどのような特長や強みがあるのか、適切に伝えることが大切になってきます。

Yahoo!を使って検索するユーザーの気持ちになり、どのような特長や強みが適切に表現されていると、思わずクリックして詳細を知りたくなるのかを考え、広告文を作成していきます。

特に、競合と並んで広告が出ることを想定し、それでも自社の商品・サービスを選んで貰えるような広告文にすることが重要です。

キーワードを検索しているユーザーのニーズを把握し、自社の商品・サービスの強みを絡めながら、彼らが欲しがる情報を端的にわかりやすく伝える広告を意識して、広告文に落とし込んでいきましょう。

リンク先のページで【どのように】伝えるかを決める

広告がクリックされた後、Yahoo!ユーザーが見るページもYahoo!広告を出す際には重要になってきます。

広告でいくらユーザーを呼び込もうと、その先の商品やサービスの魅力を伝えるページが適切でなかったり粗悪なものだった場合、Yahoo!広告からの自社広告に対する評価自体も、おとり広告や誇大広告と見なされ低くなってしまうので、必ずブラッシュアップするようにしましょう。
Yahoo!広告では、品質インデックスと呼ばれる指標があり、1~10段階で広告クリック後のページ(ランディングぺージ)が評価されています。
このランディングページの品質インデックスが高ければ高いほど、良いページとYahoo!に評価されているということであり、品質インデックスが高ければ入札単価が低くても、広告掲載のオークションに勝ち、競合よりも上位に広告を掲載することが可能になってきます。

Yahoo!広告がおすすめのケース

Yahoo!広告を出す際、似たような媒体としてGoogleが検討されることがよくありますが、Yahoo!広告にはYahoo!広告ならではの特長があります。
商材やサービスに合わせて、Yahoo!で広告配信した方が良い場合もあるため、きちんとYahoo!広告の特長を理解しておきましょう。

ターゲットが中年~高年齢層の場合

Yahoo!の媒体特長として、男女問わずユーザーの年齢層がGoogleに比べて高いことが挙げられます。
特に40代~60代までの利用者割合がYahoo!は高く、中年~高年齢層を狙う場合はぜひ抑えておきたい媒体と言えます。
また高品質なものや、原材料が高いもの、商品やサービスの金額自体が高いものはYahoo!広告での配信を検討してみても良いかもしれません。

広告で伝えたい情報が多い場合

Yahoo!広告のディスプレイ広告(YDA)には、カルーセルという広告の出し方があります。

画像を複数枚セットで表示させ、ユーザーには横スクロールやクリックを用いて画像をめくるような動作を促すことで、1枚だけの画像では伝えられない多くの情報や画像を、一度にユーザーに届けることができる広告手法です。
商品・サービスのバリエーションを見せたい場合や、限定キャンペーンなどでとにかく多くの情報を相手に伝える必要がある場合など、用途は様々です。

漫画やスライドショーのように、横スクロールによるストーリー形式で情報を伝えることもできるため、通常のディスプレイ広告を出し終えた後、新らしい広告手法を試したい時などは積極的に活用してみましょう。

広告を始めるのが初めての場合

Yahoo!広告の特長として、サポートが手厚いというものがあります。

初めて広告を出す際は誰しも不安になるかと思いますが、Yahoo!は専用の学習動画を用意しているだけでなく、無料で電話でも操作方法を教えてくれます。

実際にアカウント作成や配信設計、広告作成などでわからないことがあれば、下記の電話番号で質問してみましょう。

平日9:30~12:00、13:00~18:00(土日祝日お休み)

0120-559-703

まとめ

Yahoo!は国内でも1,2を争う最大の検索エンジンであり、月間の合計Yahoo!ページ閲覧数は数十億~数百億にもなります。
ユーザーの年齢層はGoogleと比べて高く、ユーザー割合では40代~60代が多くを占めるため、中年~高年齢層をターゲティングしたい場合や、商材・サービスの単価が高い場合はYahoo!広告の活用を積極的に検討してみましょう。

広告配信におけるサポートも充実しており、アカウントの作成方法や操作方法、広告での疑問点などに対して、無料で電話による問い合わせにも対応してくれるようなので、初めてWEB広告を出す際などは、まずはYahoo!広告で慣れてみても良いかもしれません。

株式会社ジオコードはGoogle・Yahoo!のアワード受賞歴多数!
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