キャンペーンバナー制作のポイントまとめ

ネット広告と言えば、Yahoo!広告やGoogle広告が代表されるような検索連動型広告ですよね。
筆者は20年ほどこの業界で働いているのですが、当時はまだ検索連動広告を知っている方も少ない状況でした。それ以前はどんな広告を行っていたかというと直接サイト管理者さんにお金を払って期間限定で広告バナーを貼ってもらっていました。
サイトによってサイズや料金設定はそれぞれで、広告代理店さんはバナーを貼って貰えるサイトがどれくらいあるかも1つの強みでした。

昨今は、Yahoo!広告やGoogle広告でもディスプレイ広告のターゲット精度が向上し、マイクロアドに代表される各DSPも様々な配信方法、ターゲットで掲載することができるようになりました。

そのため、今回はキャンペーンバナーの制作ポイントについてご紹介します。

キャンペーンバナーを作成する際の3つのポイント

キャンペーンバナーを作成する際に注意すべき点は多いです。しかし、作成するデザイナーさんによって千差万別。また、作成をお客様から依頼された場合「なぜこのようなデザインにされたのですか?」など意図を聞かれることもあります。

そのため、キャンペーンバナーを提案される際は作成のポイントを抑えておく必要があります。

しかし、調べてみるとキャンペーンバナーの作成ポイントは項目が多かったり、ポイントと書いてあるのに各広告媒体のバナー要件を記載しているだけだったりします。

今回は、広告運用者目線でのキャンペーンバナーを作成する上でポイントをご紹介します。マーケティング担当者さん、デザイナーさん必見です!

訴求点を考え優先順位をつけよう

まずは訴求点を考えましょう。慣れない方は紙やパソコンのメモ帳などで10個ほど並べてみるのが良いでしょう。その際に気を付けるのが文字数も気を付けること。広告で使用するキャンペーンバナーはサイズが大小様々、訴求点が長いとバナーに入れた時に見づらくなってきます。
10文字以内の簡潔な文字に収めるように心がけましょう。

デザインを整えよう

キャンペーンバナーをデザインする上で、キャンペーン内容を記載したバナーではクリックされないでしょう。ポイントとして下記に気をつけてデザインしてみて下さい。

  • 訴求点の文字の大きさ
  • 見てもらいたい訴求点の順位
  • 文字の位置
  • 字間と行間
  • 文字の対比

そして、最後に一番大事な要素は「遊び心」だと筆者は考えます。
どこかで見たようなテンプレートデザインのバナーと今まで見たことのないバナーが出てきたときにユーザーの目を引くのはどちらでしょうか。
筆者は後者だと思いますので、みなさんも工夫してみて下さい。

詰めこみすぎに注意!

「伝えたいこと、言いたいことがたくさんある!」場合もあるかと思います。
その際は、ついついキャンペーンバナーに全部の要素を詰め込みたくなります。しかし、詰め込みすぎてしまった場合は一つ一つの訴求が目立たなくなったり、文字が小さすぎて読めなくなることがあります。
特に、運用型の広告で使用する際は広告の掲載枠がウェブページのサイドや下部など目立ちにくい場所に掲載されることもあります。そのため、目の端に表示されたりスクロールされた際にも目につくように工夫することが必要です。

ダウンロード2021年のWeb広告トレンド (ジオコードの見解)

誰にキャンペーンバナーを掲載されるかを考えよう

先程はキャンペーンバナーの作成ポイントについて紹介しました。
今回は、キャンペーンバナーの作成で大切な「誰に掲載されるか」についての紹介をしたいと思います。特に運用型の広告はクッキー情報をもとに複雑な配信も可能で、多くの広告主の方が配信されていると思います。
その、大まかな配信方法ごとにキャンペーンバナーの特徴を解説していきたいと思います。

リターゲティング

Google広告ではリマーケティングとも呼ばれる配信方法です。サイトに訪問したユーザーのクッキー情報を取得し配信する方法です。
この配信方法の特徴は、SEOや広告経由で「一度ウェブサイトに訪れている」ことが特徴です。
一度ウェブサイトに訪れているユーザーなので、お店やブランドの名前は知っている可能性が非常に高いです。そのため、お店の名前やブランド名も目立つキャンペーンバナーを作成することでキャンペーンバナーのクリック率にも変化が起こります。

その他のターゲティング

このユーザーは「一度もウェブサイトに訪れていないユーザー」です。
そのため、リターゲティングと同じキャンペーンバナーを使用してもクリックされる確率が低くなる傾向にあります。
配信方法にも様々な方法があるため、一概には言えないのですがウェブサイトに訪れていないユーザーと仮定すると、お店やブランドの名前よりもキャンペーン内容の方が目を引きます。
そのため、お店やブランドの名前を知らない方でもとても目を引く訴求やデザインを考える必要があります。

まとめ

AIやシステム化が叫ばれていますが、デザインの部分はAIでまだまだ自動では作成が難しい領域です。
そのため、マーケティング担当者さんやデザイナーさんの設計・デザインがパフォーマンスに大きな影響を与えます。

今回、ご紹介した内容に注意しキャンペーンバナーを作成してみて下さい。
特に運用型のインターネット広告は広告配信を広告予算や掲載期間で縛られないため、運用途中で変更することも可能です。
様々なデザインを試してパフォーマンスが向上できるように作成していきましょう。

また Web広告についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。